マル・デ・エンベロ MAR DE ENVERO



醸造家、ミゲル・アンヘル・モレイラ氏はスペイン各地のワイナリーで研鑽を積んだのち、彼の故郷ガリシアが持つ土地、気候、地場のブドウが唯一無二の存在たらしめていると考え、彼にしか造れない生粋の地元のワインを造るためガリシアに戻りました。その彼が、リアス・バイシャスで葡萄畑を歩いている際に、その道に広がる葉を見て、海に広がる波の様だと感銘を受け「熟した葡萄の海」の意味を持つスペイン語の名前をボデガにつけました。リアス・バイシャスは雨が多く、スペイン中でかなり年間降水量の多い地域である一方、地盤が主に花崗岩でできているため、水はけが良い土壌です。白ワインが多く造られ、栽培ぶどうの約96%はアルバリーニョ種で占められています。樹勢の強さと多湿の為、棚式栽培が採られており、醸造設備は空圧式圧搾機、温度調節付きステンレス・タンクなど、近代化されています。生産される白ワインは青りんごや白い花の香り、生き生きとした酸味が特徴で、海の幸と非常に良く合います。